Tuesday 17 January 2017

最期に食べたいほど好きなもの(ロンドンでおすすめの日本食レストラン 下鴨)


ロンドンで美味しい日本食を食べたいなら、Camden Townにある下鴨 Shimogamoが何と言ってもおすすめ。ワーホリ仲間の友人に、「ここの海鮮丼が安くて美味しいよ」と連れて行ってもらったのがきっかけで、それ以来お気に入りのレストランになった。今までいくつかの日本食レストラン-通称ジャパレス-に行ったけれど、下鴨は格別に美味しい、と私は思う。

 まずは梅酒

いくらおろし、揚げ出し豆腐、茄子と餅の揚げ浸し、ロックソルトの効いたえだまめ、鮭といくらの親子丼、すき焼き、山菜うどん。思い出すだけでお腹がなりそう。どれも、ああ懐かしいと思う味付けで、いつ食べてもほっとする。海外で、「ああ懐かしい」と思える和食に出会うのはなかなか難しい。

山菜うどん

いつも注文する一番のお気に入りは茄子の二色田楽で、私はほとんどこれのために来ている。白味噌と赤味噌の2種類で、味噌でこんなに味が変わるものなのかとびっくりしてしまう。西京味噌を使った田楽は、まろやかで甘い。赤味噌の田楽はより味噌の味が濃く、お酒によく合う。家でも真似て作ってみたけれど、到底この味には近づけない。いまのところ、私が最期に食べたいものをあげるとするなら、ここの茄子の味噌田楽だ。


奥に見えるのはサーモンの照り焼き

この日は締めに黒鯛の握りを。下鴨は一つ一つの器もこだわっている。だからより、日本に帰ったようなほっとした気持ちになるのかもしれない。握り寿司は「脚」のついた涼しい水色の器にちょこんと乗っていたし、梅酒は水彩画のような桜の絵が美しい器に注がれていた。


イギリスに来てから、期せずして2ヶ月に1度は通っている下鴨。私が一度もホームシックになっていないのは下鴨があるから、なのかもしれない。


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