Monday 9 January 2017

イギリス観光スポット巡り①Before I die I want to 死ぬまでにしたいこと

ロンドン観光で何と言っても欠かせないのがサウスバンク。サウスバンクはテムズ川のLondon BridgeからWestminster Bridgeまでの南岸のことで、美味しい食べ物に出会えるバラマーケット、国立現代美術館のテート・モダン(Tate Modernについてのブログはこちら)、ロンドンの街を見渡せる巨大観覧車のロンドンアイなど多くの観光スポットが集まっている。また、テムズ川の向こうにはビッグベンも見えるので、写真を撮る観光客でいつもいっぱい。
今回はサウスバンクを観光した日のことを。地下鉄London Bridge Stationで下車し、まず向かったのはBorough Market(バラマーケット)。初めてカタカナで名前を聞いた時は薔薇を売っているフラワーマーケットなのかなと思っていたけれど、実はロンドンで最も長い歴史をもつフードマーケットのひとつ。月曜から土曜までの10時から17時に開かれている。


ここでは新鮮な果物に野菜、日本ではあまり目にしないような肉や魚、紅茶にお酒などなんでも手に入る。新鮮な食材を使ったストリートフードもたくさんあるので、ランチがてら立ち寄ってみるのも楽しい。私たちはローストビーフのサンドイッチを。塩気の効いたローストビーフにピクルス、マスタードとシンプルなのにクセになる味。

私も好きなイギリスでよく目にするソーセージロール。
右に少し写っているのがローストビーフのサンドイッチ

このバラマーケットで偶然見つけたのがBefore I die I want to___と書かれた黒板!実はこれ、日本で現在公開中の映画Miss You Already(放題マイ・ベスト・フレンド)の劇中に出てくるのです。



ロンドンを舞台にしたこの映画は2人の親友の物語。小学生の頃アメリカから引っ越したジェス(ドリュー・バリモア)はミリー(トニ・コレット)と出会う。それからというもの2人は何をするにもいつも一緒、初めてのボーイフレンドも、初めてのキスも一緒に経験してきた。思い出の写真にはいつもミリーが写っていた。そんな矢先、2人の子供に恵まれ、仕事も順風満帆のミリーに乳がんが見つかる。その一方、ジェスは不妊治療の末、念願の子供を授かるがミリーに打ち明けることができず・・・



劇中でミリーが乳がんであることを打ち明けた後に、夫キットと向かったのがこのBefore I die I want to___の黒板。この黒板は、台湾系アメリカ人アーティストCandy Changが愛する人を亡くし、深い悲しみを経験したのちに、ニューオーリンズに作ったのが始まりだそう。次の日には黒板がみんなの夢で埋め尽くされていたという。その取り組みはネットを通して世界中に広がり、現在までに70カ国以上に設置されたそう。ただ期間限定なので、いつまでそこにあるかは分からず、映画を見てすぐに行ったCamden Lock Marketはもう取り外されていた。日本にもいくつかの場所にあるらしいけれど、まだあるかどうかは分かりません。詳しくは公式ホームページを。

ミリーが書いたのは・・・

そして、今回偶然バラマーケットで見つけたのです。この映画、最近観た中でも好きだった作品のひとつ。鑑賞する際はハンカチを忘れずに!長くなったのでサウスバンク散歩の続きはまた明日に。

🇬🇧本日も読んでいただきありがとうございます。
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