Tuesday 3 January 2017

ほとんど夢のような時間(おとぎの国のようなミシュランレストランsketch)

クリスマスをはさんだ1週間、はるばる日本から友人が会いにきてくれた。わたしは特別楽しみなことの前には決まって体調を崩す質なので、この1週間も声がほとんど出なかったのだけれど、毎日はりきってロンドンを歩き回ってとっても楽しかった。何よりも、気心の知れた大好きな友人に、大好きなロンドンを案内できて嬉しかった。今週はそのときの出来事を書いていきたいと思います。


クリスマスイヴは、メイフェア地区にあるsketchでディナーを。卵型の個室が並ぶ、宇宙空間のようなトイレの写真を見てからずっと気になっていたsketchは、異世界のような可愛い内装だけでなく、ミシュラン2つ星にも輝いた本格レストラン。クリスマスイヴの夜に、無謀にも予約なしで行ってみることに。


黒い幕で覆われた入り口をくぐり抜けると、足元には「けんけんぱ」のできる落書きが、左右には雪の降ったモミの木があり、たちまちおとぎ話の世界にきたような気持ちになる。クロークでコートと荷物を預け、予約をしていない旨を伝えると「クリスマスイヴだから空いてるか分からないけど、ホストに聞いてみよう。the Galleryが空いてたら一番いいんだけどね」と、とってもフレンドリーに受付まで案内してくれた。その時が18時すぎ、18時半から20時までならカウンター席が空いているということだったので、ラウンジのthe East Barで待つことに。


ちょっと近未来的な雰囲気のthe East Barのカクテルはオリジナルメニューが多く、それぞれの名前もとても可愛かった。ちょっと早めにきて、食事の前にここでくつろぐ人も多いそう。カクテルを待っている間に準備ができたということで、通されたのはなんとthe Galleryのテーブル席!


sketchの代名詞とも言える淡いピンクで統一された室内は、隅から隅まで遊び心で溢れていて、ため息が出てしまう可愛さ。フォークの切り絵が飛び出すメニューに、デイジーの花の形をしたパン、作業員のようなベイビーブルーの制服に身を包んだウェイター。



私はスターターにエスカルゴとイカのサラダ、メインにホタテのソテーを、友人はかぼちゃのスープと、アンガス牛のサーロインステーキをそれぞれ注文した。今でも口の中にしっかり思い出せる程、衝撃的なおいしさだった。あまりの口福でめまいがするくらい、と言っても全く大げさじゃないと思う。




 お皿も遊び心が満載で、まあるいお皿の四隅に「N E S W(東西南北)」と書かれていたり、食べ終ると「AN EMPTY DISH(空っぽのお皿)」の文字が出てきたり、くすっと笑える仕掛けがいっぱい。この食器は実際にオンラインでもレストランでも買えるそう。





食後のホットドリンクを頼んだところで20時になってしまったので、隣のバーへ移動して。このthe Gradeは神秘的なおとぎ話の森をイメージしているそうで、蔦のからまる天井に、籐製の家具、緑色の壁に囲まれて本当に森の中にいるような落ち着く空間。


想像をはるかに超える、ほとんど夢のような時間だった。そしてこのディナーは一緒に行った友人からのプレゼントでした。きょうちゃん、改めてありがとう!

私たちが行った3部屋の他にも、高級レストランのthe Lecture Room、朝ごはんも食べられるラウンジのthe Parlourがあるので、用途に合わせて選んでみるのもいいかも。そのときは私たちのように賭けをせず、予約してから行くのをおすすめします。

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