Saturday 11 February 2017

白いビーフストロガノフ、拍子抜けした夜景(ブダペスト旅行記1)


プラハ・ブラチスラバと続いた東欧旅行、最後の目的地はハンガリーはブダペスト。ブラチスラバ・ブダペスト間のチケットはネットで予約が出来なかったので、乗車前に窓口で購入した。Wifiや車内販売のあるなかなか快適な電車で、あっという間にブダペスト東駅(Budapest Keleti pályaudvar)に到着。この駅はブダペスト最大のターミナル駅で、2015年にドイツへ向かう難民で溢れかえった映像を目にした人も多いだろう。私たちが行ったのはその1年後だったので、もう難民を目にすることはなかった。けれど、駅に着いた瞬間に「いいレートで両替するよ」と声をかけてくるおじさんが居たり、夜10時をすぎると駅構内の広場がかなりの人数のホームレス(20人以上はいたと思う)の寝床になっていたり、そこにある券売機は工作されお釣りが出なくなっていたりとあまり気持ちの良いところではなかった。東・中央ヨーロッパ最大の都市だからこそ、なのかもしれないけれど、平和的だったそれまでの2都市と比べて貧困の差みたいなものを目にすることが多かった。


宿に荷物を置き、とにかくお腹が空いていたので夕飯をとることに。ブダペスト東駅ちかくのレストラン街を歩き、中でライブをやっていたレストランが楽しそうだったので入った。(このバンドは、驚くことに私たちが入ると坂本九の「上を向いて歩こう」を演奏してくれた)まず、ハンガリアンビールのDreherを注文。東欧のビールは日本と同じくラガーが多いのでとっても飲みやすく美味しい。(イギリスではエールが一般的)飲み物と一緒に出てきたパンには、小さな器に入った真っ赤なペーストが添えられていた。クランベリージャムかなと思い、何も考えずに大量にパンに塗っていた私に、友人が「何かわからないんだから少しにしとけば?」と言った。確かに、と思いそこで止めて口にしたその瞬間、塩辛さと唐辛子辛さが口中に広がった。おかげで一気にハーフパイント飲み干してしまった。パプリカ(赤唐辛子)がハンガリー名物だと知ったのはその後だった。でもこのパプリカ、とってもよくビールに合う!


前菜に私はFish soupを。その名の通りいろんな魚の入ったスープなのだけれど、頼んだ理由はメニューに Catfish(ナマズ)と書いてあったから。イギリスでもよく目にするCatfish、食べたことが無かったので初挑戦!肉厚なさっぱりとした白身魚という感じ。スープ自体はコクがあり、寒い季節にぴったりで美味しかった。


メインはハンガリー名物、ビーフストロガノフ。出てきたビーフストロガノフが白かったのでびっくり。私が持っていたビーフストロガノフのイメージは茶色くて、ハヤシライスみたいな見た目だったから。中にはマッシュルーム、玉ねぎ、牛肉がたっぷり入っている。クリーミーでこってりしていて、ご飯とよく合いそう。サワークリームが効いているので少し酸味もあるのが特徴かも。

今までのイメージ

一口食べてまず思ったのは「あれ、今までビーフストロガノフ食べたことなかったのかも?」ということ。すっかり食べていた気になっていたけれど、想像していた味と違ったのだ。調べてみると、日本では生クリームを入れるレシピが定番になっており、サワークリームは入れないことが多いそう。これは日本にビーフストロガノフが輸入されてからのアレンジらしい。

私たちが見たブダペストの夜景

イメージしていた夜景

夕飯の後は夜景を見にドナウ川へ。11月の始めといえどもかなり寒く、マフラーに顔を埋めて「くさり橋」を目指す。着いたのがライトアップが消える0時近くだったからなのか、「あれっ?」という感じ。よく見ていたブダペストの夜景とは程遠かったので、拍子抜けしてしまった。もっと早い時間に丘の上から見たりすれば良かったのかなあ。夜景を見に行く方はよく見える場所や時間をリサーチしてから行くのをおすすめします。

何はともあれ、私たちのブダペスト旅行のメインは温泉!たっぷり4時間堪能してきた感想とブダペストで起きた事件に着いてはまた次回に。


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