Friday 2 December 2016

ジェラートこそが生きる意味!(イタリア旅行記9:美味しかったジェラート編)


イタリアへ行きたいと思ったのは小学4年生のとき。クリスマスイブにテレビでローマの休日を放映していて、オードリー・ヘップバーンの美しさとローマの街並みに一気に惹きこまれた。あの衝撃は、後にも先にもない。どのページを切り取っても魅力的なローマの休日だけれど、中でもわたしが好きなのは髪をばっさり切ったアン王女が階段に腰掛けてジェラートを食べるシーン。ティーンエイジャーの頃、よく友人と新婚旅行はどこへ行きたいかという議論をした。わたし迷わず「ローマへ行って、階段に腰掛けてジェラートを食べて、バイクを二人乗りしてローマの街をまわりたい」と答えていた。だから、かの階段 -スペイン広場- が飲食禁止だと知ったときは心底落ち込んだものだ。


Anyways, 階段で食べられなくともイタリアのジェラートは本当に美味しかった。驚いたのはひとくくりにジェラートと言ってもお店によって本当に異なるということ。今回はフィレンツェとローマで食べて美味しかったジェラートをご紹介します。

Bar Ponte Vecchio

まずはフィレンツェはヴェッキオ橋のふもとにあるBAR PONTE VECCHIO(ヴェッキオ橋についてのブログはこちら★)この店に入ったのはそのショーケースに惹かれたから。色とりどりの山盛りジェラートの上に、フレーバーで使われているものが大胆にデコレーションされていて、道ゆく人が次々に足を止めていた。私たちはショーケースにはりついて散々悩んだ。小さいカップは1種類しか選べなかったのだ。見かねた店員さんが「2種類でいいわよ」と言ったほどだ。わたしは嬉々としてメロンとピスタチオを選んだ。そのメロンのジェラートがほんとうに美味しかった。鮮やかなオレンジ色のジェラートに、小さく刻まれた果肉がたくさん練りこまれていて、口に入れた瞬間口いっぱいにメロンの甘みが広がる。

店内でジェラートを食べていると、しばらくしてTrik or treatと叫びながら子どもたちがやってきた。その日はハロウィンだったのだ。彼女たちは好きなフレーバーをいくつか味見させてもらって帰っていった。そしてなぜか私たちに、近所で集めてきたであろうビスケットをひとつずつくれた。



BAR PONTE VECCHIO
 Ponte Vecchio 57/r50125FlorenceItaly

Giolitti

ローマでは、一緒に行った友人のイタリア人同僚がおすすめしてくれたジェラート屋さんへ行った。ひとつ目は1900年創業のGiolitti 。
石畳の道を進んでいくと、レトロで可愛いフォントのGiolittiという店名が目に入る。外にはテラス席、中には広い喫茶ルームもある。
私たちが行ったのは日付が変わる頃だったが、次から次へとお客さんが入ってきていた。何といってもここは夜の1時半まで開いてる
のだ。テラス席ではマフィアのような -完全にイタリアというフィルターがかかっている- 身なりのきちんとした5、6人の紳士
がまあるいテーブルを囲んでジェラート食べながら談義に花を咲かせていた。


わたしはVacanze Romane(ローマの休日)という梨・レーズンが入ったミルクベースのさっぱりとしたジェラートと、ブラックチェリー
のジェラートを頼んだ。Vacanze Romaneはなんだか、アン王女が履いていたロングスカートのようだった。ウェス・アンダーソン映画の
ような店内に並ぶケーキやアイスクリームは見ているだけでときめく可愛さだった。



Giolitti
Via Uffici del Vicario, 40 – Roma

Lemongrass
次はバチカン市国の近くにあるLemongrass。空港へ向かうバスに乗る前に急いで立ち寄った。ここのジェラートは凝ったフレーバーが多かった。ここでも散々悩んだあげく、店名のついたジェラートとダークチョコ・ラム・ブラックチェリーのジェラートを選んだ。このラムととチョコのジェラートがイタリア滞在中食べた中でいちばんのジェラートだった。濃厚でビターなちょっと大人の味といった感じ。


Lemongrass
Via Ottaviano , 2900192 ROMA 

イタリアには本当にたくさんジェラート屋さんがあって、道ゆく人々もジェラート片手に歩いていた。ジェラートとコーヒーはもはやイタリア人の生活の一部なのだ。友人の同僚はGelato is the meaning of life! と言っていた。確かに、こんなに美味しいジェラートを食べていたら、そうも言いたくもなるものだ。ジェラートこそが生きる意味!

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