Friday 27 January 2017

ロマンあふれるデヴィーン城(スロバキア旅行記2)


前回のブログ🇸🇰スロバキア旅行記1素朴で温かいスロバキア料理


朝のスロバキアは日差しの中でささやかにひかえめに輝き、それはまるで儚い水彩画のようだった。旧市街地にあるカフェで朝食をとり、断崖絶壁に残る廃墟、デヴィーン城へ向かった。


バス停にある券売機。チケットはチェコと同じ時間制






旧市街地から歩いて10分ほどの所にあるバス停から29番のバスに乗る。行きも帰りも、バスは1時間に一本。バスは私たちを乗せ、ぐんぐんと郊外へ進んでいった。建物の数が減り、緑が増えていく。20分ほどで目的地のデヴィーン城へたどり着いた。



城は崖の上にあり、そこまで登るのことを考えてちょっとくじけそうになる。€1.5を払ってチケットを買い(ホームページでは€4となっていて、なぜ€1.5だったのかはよくわからない)、中へと進む。目の前に広がるのは、豊かな芝生と無心でそれを食べる羊とロバ、そして奥にそびえ立つデヴィーン城。頂上へ向かう途中では、山の麓に広がる町を見下ろせる。緑の中にぽつぽつとあるオレンジ色の屋根が愛らしい。




デヴィーン城は9世紀に建てられ、長年ローマ帝国の要塞としての役割を果たしていたが、1809年にナポレオン率いるフランス軍に攻め落とされ、現在のような廃墟になったそう。実際に写真の廃墟の中へ入ることができる。今は骨組みのような部分しか残っていないけれど、部屋の広さを体感したり、ここは何に使っていたのだろうと想像したり、過去に想いを馳せてみる。


廃墟の周りにはなぜかモダンアートが飾られており、小さな屋外美術館のよう。9世紀の古い廃墟と、モダンアートの組み合わせがなんとも斬新。


デヴィーン城はドナウ川とモラヴァ川の合流地点に位置し、城からは雄大な自然が見下ろせる。対岸に見えるのはオーストリアで、私たちがいる間も船が行き来していた。


城の周りにはハイキングやサイクリングコースもあり、Slovakia.comによれば1日過ごせるそうだけれど、私たちのようにデヴィーン城を見るだけならば1時間でも十分。バスに乗って旧市街地へと戻り、「青の教会」として有名なChurch of St. Elisabethへ向かった。



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